ザポロジエ原発 - Sputnik 日本, 1920, 30.08.2022
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
ザポロジエ(ザポリージャ)原子力発電所は、欧州最大の原子炉数と出力を誇る原発で、2022年3月からロシア軍の保護下に入っている。度重なるウクライナ軍による攻撃で原発の安全性に問題が生じたため、9月初旬、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長率いる調査団が査察。調査報告書では、原発の周辺を「安全ゾーン」とする必要性が訴えられているが、その後もウクライナ軍は原発敷地や周辺の町への散発的な攻撃を続けている。10月のザポロジエ州のウクライナからの離脱・ロシア編入に伴い、新運営会社のもとロシア国内の基準に即した運転に移行している。

国際原子力機関(IAEA)視察団がザポリージャ原発入りへ

© AFP 2023 / Alex Halada国際原子力機関(IAEA)
国際原子力機関(IAEA) - Sputnik 日本, 1920, 29.08.2022
サイン
国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は8月29日、IAEA視察団が今週中にもザポリージャ(ザポロジエ)原発入りすることを明らかにした。
これより前、ザポリージャ原発のあるザポリージャ州エネルゴダル市行政当局は、ウクライナ軍がIAEA視察団の訪問を阻止しようと同市への攻撃を強めていることを明らかにしていた。
8月27、28日の両日、ウクライナ軍はエネルゴダル市の居住区に砲撃を行った。エネルゴダル市政府はまた、ザポリージャ原発上空で米国から供給のウクライナ軍の攻撃用ドローン「スイッチブレード300」が撃墜されたことを明らかにしている。   
ウクライナ軍はエネルゴダル市の居住区を攻撃する前日の26日、自国ウクライナへ電力を供給する4本めの送電線を切断している。
関連記事
ザポリージャ原発で事故発生の場合、チョルノーブィリ(チェルノブイリ)や福島に匹敵する可能性
ザポリージャ当局は、ウクライナによるザポリージャ原発砲撃の証拠を持っている
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала