Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

「ノルドストリーム」爆破テロ 事件に関連があるとされるヨットが見つかる=独誌

CC BY-SA 4.0 / NilsMargott / Kreidefelsen framed by treesバルト海に位置する独リューゲン島
バルト海に位置する独リューゲン島 - Sputnik 日本, 1920, 14.03.2023
サイン
独誌シュピーゲルは独自の調査結果を引用し、「ノルドストリーム」爆破の準備に使用されたとされるヨット「バイエルン・クルーザー50」が、バルト海に位置するリューゲン島のバグ岬に停泊していると報じた。
シュピーゲル誌は「本誌の調査によると、爆破手とされる一団が『ノルドストリーム』に向けて出発した船は、リューゲン島のバグ岬に停泊している」と記している。
この地域はかつての軍港であることが明らかにされている。
さらに、同誌の説明によると、船舶を借りる際に使用されたメールアドレスがウクライナを指している可能性がある。
露外務省 - Sputnik 日本, 1920, 14.03.2023
「ノルドストリーム」の爆破工作
露外務省、「ノルドストリーム」爆破事件の調査委設置に関する決議採択を国連安保理に求める 爆発現場近くで「物体」が発見されたのを受けて
これよりも前、同誌は15メートルのヨット「バイエルン・クルーザー50」が、リューゲン島のチャーター会社を通じて何者かによって借りられたと報じていた。同誌はヨットの写真も掲載した。同誌によると、ヨットはバルト海沿岸に位置するヴァーネミュンデの港を出発し、リューゲン島北部のヴィーク港に一時停泊した。
ドイツ連邦検察庁はスプートニク通信に対し、2023年1月18日から20日にかけて、不審な貸与に関連して、無名の船舶を捜索したと明らかにした。検察庁はまた、捜査中の船舶が「ノルドストリーム」を爆破するための爆発物を運ぶために使用された可能性があることを確認した。
パトルシェフ安保会議書記 - Sputnik 日本, 1920, 13.03.2023
「ノルドストリーム」の爆破工作
ノルドストリーム破壊はドイツ経済の破綻を招く=パトルシェフ安保会議書記
ニューヨーク・タイムズ紙はこれより前、新しい調査情報として、「ノルドストリーム」テロ工作の背後には、ある親ウクライナ集団が絡んでいる可能性があると報じた。また独紙「ツァイト(Zeit)」によると、ドイツの捜査当局は「ノルドストリーム」爆破に関与した船舶を特定したという。犯罪の足跡がウクライナ方面に向いている、と同紙は指摘している。
一方、ロシア大統領のドミトリー・ペスコフ報道官は、西側メディアによる「ノルドストリーム」破壊工作の新たな情報の公開は、関心を逸らせようとするミスリーディングであるとの考えを示した
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