Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

「ノルドストリーム」爆破テロ 犯行に関与疑いの船から髪の毛、DNA鑑定=独紙

© 写真 : Forsvarskommandoenノルドストリームの爆発現場
ノルドストリームの爆発現場 - Sputnik 日本, 1920, 19.03.2023
サイン
昨年9月にロシアと欧州を結ぶ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム」が爆破された事件で、ドイツの捜査当局は犯行への関与が疑われている船の中から衣服や髪の毛を発見し、DNA鑑定を行っている。18日、独紙「Bild」が報じている。
同紙は船から見つかった物のリストを知るという関係者の話として、次のように伝えている。

「捜査当局は『Icebreaker』のサーマルTシャツや『Von Lamezan』の黒色の帽子などの服に付着した髪の毛を発見した。現在、研究所に送られてDNAの痕跡がないか調査中だ」

この衣服や髪の毛は「2023年の初め」に見つかったとしている。また、これらが犯行に関与した人物のものか否かは明らかになっていないとしている。この船は所有者によって転売されようとしていたといい、船内からはGPSナビゲーターも見つかったという。
これまでにドイツ連邦検察庁はスプートニク通信に対し、2023年1月18日から20日にかけて、「不審な貸与に関連して、無名の船舶を捜索した」と明らかにしていた。検察庁はまた、捜査中の船舶が「ノルドストリーム」を爆破するための爆発物を運ぶために使用された可能性があると認めた。
「ノルド・ストリーム」に未来はある=プーチン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 15.03.2023
「ノルドストリーム」の爆破工作
「ノルド・ストリーム」に未来はある=プーチン大統領
また、独紙「Die Zeit」は、独捜査当局が「ノルドストリーム」爆破テロに関与した疑いのある船を特定したと伝えていた。この船はウクライナ人2人が所有する、ポーランドに拠点を置く会社からレンタルされたもので、実行犯は国籍不明の男女6人だとされている。一方、独紙「シュピーゲル」も爆破の準備に使用されたとされる船「バイエルン・クルーザー50」が、バルト海に位置するリューゲン島のバグ岬に停泊していると報じていた。
ニューヨーク・タイムズ紙はこれより前、新しい調査情報として、「ノルドストリーム」テロ工作の背後には、ある親ウクライナ集団が絡んでいる可能性があると報じた。一方、ロシア大統領のドミトリー・ペスコフ報道官は、西側メディアによる「ノルドストリーム」破壊工作の新たな情報の公開は、関心を逸らせようとするミスリーディングであるとの考えを示した。
関連ニュース
「ノルドストリーム」爆破で第二次世界大戦の化学兵器投棄場所が損傷=研究チーム
ロシア、「ノルドストリーム」の不発弾調査をデンマークに提案=プーチン大統領
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала