【まとめ】ラブロフ外相会見 「ロシアとの戦いに備える西側、ウクライナ紛争の一時停止を図る」
2023年6月30日, 17:34 (更新: 2023年6月30日, 22:17)
© 写真 : Press service of The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation / メディアバンクへ移行ラブロフ外相
© 写真 : Press service of The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation
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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は30日、内外のメディアを集めた記者会見を行った。質疑応答でのテーマは国際関係、ウクライナ情勢、武装反乱の影響、国連改革など多岐にわたった。
ラブロフ外相は会見で、ウクライナ紛争をめぐる西側諸国の姿勢について、次のように述べている。
そのほか、記者会見でのラブロフ外相の発言は以下の通り。
国連改革について
現在、経済的に豊かな国が安全保障理事会の全15カ国中6カ国を占めている
アジアやアフリカ、ラテンアメリカの発展途上国を加えた安保理拡大を目指す
西側陣営から更に加えるのは非生産的で不公平であり、民主主義に反する
武装反乱の影響
西側の公人の一部は、武装反乱が始まった際に「ロシアの政権に亀裂が入り、我々は全て正しいことをしている」と宣言した。つまりこれは、西側諸国がロシアと戦っていることを間接的に認めたということだ
西側諸国との関係
西側諸国は国際機関の民主化を阻み、自身の利益のために利用している
世界の大多数は西側のルールに従って生きることを望んでいない
西側諸国は無視しているが、重要なのは主権国家の公平性だ
我々には非友好国の「国民」はおらず、非友好国の「政府」があるだけだ
子どもの保護
ロシアはウクライナの子ども、未成年者を戦闘地域から安全な地域に避難させた
ロシアは戦闘地域から避難した子供たちの名前を隠しておらず、すでに数十人の子供が親族に引き取られている
ロシア国内に住むウクライナ人の子供たちは、要請があれば両親の元に戻ることができる
ザポロジエ原発
ザポロジエ原発に駐在する国際原子力機関(IAEA)の専門家らは、ウィーン本部に定期的に報告書を送っている。彼らはザポロジエ原発を誰が攻撃しているかをよく知っている
ロシア側はIAEAに対し、攻撃しているのは誰か公式見解を出すよう求めたが、「悪者を見つける」権限はないとIAEAは主張している
実行者を特定せずにどこから砲撃しているかを示すことも提案したが、IAEAは応じなかった
穀物合意
穀物合意には2つの協定(ウクライナ産穀物の輸出と、ロシア産肥料・食料などの輸出制限解除)があるが、ロシアに関する協定については無視されている
制限を回避するルートでロシアの肥料・食料輸出は続く
今年の収穫からは5000万トンの輸出を見込んでいるため、パートナー国が被害を受けることはない
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