サミットにはアフリカの約50の国と地域組織の代表団が参加し、首脳級も多く出席。主な議題はロシアが穀物合意を停止した後のアフリカ諸国への食糧供給になるほか、テロとの闘いや宇宙空間への兵器非配備、国際情報セキュリティなども話し合われる予定となっている。
ロシアは17日、「穀物合意」の効力が停止すると発表。ロシア産の食料輸出解除に関する協定が、西側諸国による銀行決済、輸出船の保険適用などの制限によって履行されなかったためとしている。ロシアは制限が解除されれば直ちに合意に戻ると表明している。
「西側諸国はロシアによるアフリカ諸国への食料供給を妨害している。さらにロシアにその責任を押し付けているのだ」
「ロシアはアフリカへの信頼できる食料供給者であり続ける。2022年、ロシアはアフリカへ47億ドル(6576億円)相当の食料を供給した」
「我々はプーチン大統領に感謝している。なぜなら、AUのG20加盟や国連安保理での常任理事国入りを支持してもらっているからだ」
「ロシアはAUによるG20正式加盟のイニシアチブにいち早く応じた国の一つだ。ロシアはAUのG20加盟が、次のインドでのサミットで決定されることを期待している」
「パンデミックや制裁などの困難にも関わらず、ロシアとアフリカの貿易は約35パーセントも拡大した」