米国では大幅な利上げが続くとの見方が広がっている。これに加え、17日、英国で混乱を呼んだトラス政権の税改革がほぼすべて撤回されると発表されたことを受け、財政悪化への懸念が和らぎ、ポンドが買い戻された影響で円を売ってドルを買う動きが強まった。
また共同通信は、バイデン米大統領が15日にドル高を容認する姿勢を示したのを手がかりに、投資家がドルを買う動きを強めたと指摘している。
これらを受け、バブル景気終盤の円安局面だった1990年8月以来、約32年ぶりの円安ドル高水準となった。
また、NHKによると、円相場はユーロに対しても一時、1ユーロ=146円台半ばまで値下がりし、約7年10か月ぶりの円安ユーロ高水準となった。
日銀の黒田総裁は16日、日銀は経済を下支えするため、大規模な金融緩和を続けると表明した。
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