ワリエワ選手は自身にかけられたドーピング疑惑に対する抗議として、黒のベールで顔を覆うパフォーマンスでプログラムを締めくくっていた。
ワリエワ選手はロシア選手権で銀メダルを獲得、選手権後の記者会見で次のように語った。
「ベールはもういらないと思う。 もう自分の顔は隠さない。1年前のように。これは良い変化だと思う。きっと」
またショートプログラム(SP)ではミスが目立った点については、興奮していたとコメント。FSでは観客のために滑ることができたと喜びを口にした。ワリエワ選手はSPのトリプルアクセル(3A)で回転不足があり、大きく減点され優勝を逃した。
フィギュアスケートのロシア選手権は24日、シベリアのクラスノヤルスクでフリースケーティング(FS)の演技が行われ、期待の新星ソフィア・アカチエワ選手(15)が総合点を249.74点とし、初優勝した。
北京五輪団体戦の金メダリスト、カミラ・ワリエワ選手(16)は、4回転トウループを2本(そのうち1本はダブルアクセルとのコンビネーション)決めるなど、完成度の高い演技を見せ、FSの結果では首位に。だが、前日のショートプログラムで4位発進となったことが尾を引き、総合では247.32点と2位にとどまった。
また、3位には2015年の世界選手権女王でロシアGPシリーズ第4・6戦で連覇しているエリザベータ・トゥクタミシェワ選手(26)が食い込んだ。
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