ストルテンベルグ事務総長によると、ロシアはウクライナで自身の目標を達成することは不可能と理解すべきであり、そうして初めて和平交渉が可能になるという。
ストルテンベルグ氏は同時に、ウクライナによるロシア国内の軍事施設への攻撃は合法だとした。「どの国も自国を守る権利がある。ウクライナも例外ではない」と述べた。
ロシアによるウクライナでの軍事作戦開始以来、米国とEUはウクライナを支持し、財政・人道・軍事支援を行うようになった。ロシアの政治家だけでなく、西側の政治家も、NATOが2014年以降、兵器を供与してウクライナをロシアとの紛争に準備させてきたと指摘している。
ロシア政府は、西側はウクライナに兵器を供与して紛争を長引かせ、犠牲者を増やし、ロシアとの直接対決という危険なラインに近づいている、と考えている。
ロシア外務省はこれまで何度も、米国とその同盟国の最大の目的はロシアに「戦略的敗北」を負わせることであり、そのことを公言してきたと指摘している。
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