なおピストリウス氏は、ドイツがIRIS-Tをウクライナに提供できる具体的な時期については明らかにしなかった。昨年10月1日、ドイツのランブレヒト国防相(当時)は、ウクライナにIRIS-T防空システム4基を供与すると約束した。1基目は10月11日に引き渡されたが、現時点で残り3基は提供されていない。
ピストリウス氏は、ウクライナへのさらなる供与を目的としたドイツの対空自走砲ゲパルト用の弾薬製造についてドイツの防衛産業界と契約を結んだことも明らかにした。ゲパルト用の弾薬はスイスで製造されている。スイスは中立国であるため、提供を許可していない。
同氏はまた、すでに1200人のウクライナ人がドイツで多連装ロケットシステム「マース」や防空システム「パトリオット」または戦車「レオパルト」を含むさまざまな兵器の運用訓練を受けたと指摘した。
今月8日、ドイツ国防省は、第1世代の戦車「レオパルト1A5」についてドイツ政府がウクライナに178両供与することを許可したと発表した。
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