岸田首相によるG7へのベトナムの招待は、日越の戦略的協力関係を反映=元駐日大使

日本の岸田文雄首相は先日のインド訪問の際、5月に広島で行われるG7(主要7カ国)サミットに、ベトナムを含む非メンバーの8カ国を招待すると表明した。岸田首相によるベトナムの招待は何を意味をするのか。G7の活動にベトナムを引き込もうとする動きなのか。ベトナムの外交官で元駐日ベトナム大使のグエン・フー・ビン氏にスプートニクが話を聞いた。
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グエン氏は日本の首相による招待はベトナムにとって光栄なことと歓迎し、次のように述べている。

「日本がベトナムをG7に招くのは2回目であり、これは両国が深い戦略的パートナーシップ関係にあることを示している。この関係は両国民の利益に沿い発展し、アジアや世界での平和と繁栄を促進している」

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グエン氏はG7への招待は、「自由で開かれたインド太平洋地域」の発展のためのプログラムの一環として、インフラ投資に750億ドル(9兆7500億円)を拠出するという岸田首相の表明のすぐ後にあったことを強調。サミットが地域の発展途上国の支援の問題を議論する場となる可能性があると期待を寄せた。また、食糧安定供給や環境安全保障など世界的課題の解決のために寄与することになるとしている。
また、グエン氏はベトナムにとってG7やG20といった国際、地域フォーラムへの参加は、自国の革新的政策や国際的統合における成功をデモンステレーションする場となるほか、独立した対外政策や国際関係の多様性を確かめる機会となるとしている。
2023年は日越国交50年の節目の年。スプートニクは二国間関係の歴史や協力の展望をまとめた。
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