ウクライナでの露特別軍事作戦

ドイツ国防相 ウクライナ軍によるロシア領内での軍事作戦の実施を容認

ウクライナ軍がロシアの領土内で軍事作戦を実施することは、民間人が被害にあわない限りにおいて、「普通」の出来事である。ドイツのボリス・ピストリウス国防相が、同国のテレビ局「ZDF」の生放送でこのように発言した。
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ピストリウス氏によると、敵地で軍事作戦を行うことは「普通のことであり、必要なこととして受け入れられるべき」だが、それは都市や市民、民間地域への攻撃がない場合に限られる。さらに同氏は、そういった作戦においては、補給路を断つこともあり得ると述べた。
また同氏は、ウクライナに最新の戦闘機やクラスター爆弾を供与することは「レッドライン(超えてはならない一線)」に相当すると強調した。
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ウクライナは特別軍事作戦が始まって以降、ロシア側の国境地帯を定期的に砲撃している。ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州知事は20日、同州が2022年2月以来2300回以上砲撃を受け、その結果30人の市民が死亡、3000軒以上が破壊されたと発表した。ロシア南西部のクルスク州やブリャンスク州も攻撃を受けている。3月には、ウクライナの破壊工作集団がブリャンスク州に潜入し、現地の車を銃撃し男性2人を殺害、11歳の子供が負傷した。ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ政府によるこのような行動はテロ行為だとしている。
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