西側諸国によるウクライナへの兵器供与

ロシア軍 レオパルト戦車を鹵獲

ウクライナに供与されたドイツ製のレオパルト戦車は、すでにヘルソン方面で運用が始まっているが、そのうちの1両がロシアの破壊工作グループによって鹵獲された。ソコル義勇軍大隊の将校がスプートニクに明らかにした。
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その将校によると、レオパルトを取り除く必要があったが、破壊工作グループが後方に運ぶことができなかったので、同戦車を「沼地に沈めた」という。
その将校は、レオパルトがロシアの検問所を砲撃していたと指摘している。また、ドイツの対空ミサイルシステムの使用も確認されており、おそらくドイツの傭兵が同システムを操作していた可能性がある。

ウクライナに供与されるレオパルト戦車

ドイツは1月末、「レオパルト2」戦車の供与を発表し、他国に対してウクライナへの同戦車の再輸出を承認した。
これまでにドイツの軍需企業「ラインメタル」のアルミン・パッペルガーCEOはウクライナの勝利のためには600~800の戦車が必要で、ドイツ軍の持つ主力戦車「レオパルト2」の全備蓄300両を全て供与しても「少なすぎる」と主張していた。一方ドイツ政府がこれまでに供与を表明しているのは、わずか18両のみである。
ポーランドは2月末、他の西側諸国に先駆け、供与を予定していた「レオパルト2」14両のうち第1弾として4両を供与した。その後の3月、ポーランドは第2弾として同戦車10両ウクライナに引き渡した。
2月には、ドイツとデンマーク、オランダが、ドイツ製の旧型戦車「レオパルト1 A5」をウクライナに最大178両供与することが明らかになった。
ロシア政府は、ウクライナ向けの武器が搭載された貨物を含む西側の車両が、ロシアにとって正当な標的になると繰り返し強調している。
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