ロシアの野党活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏は8月20日、機内で体調を崩し同国中南部オムスクの病院に緊急入院した。医師らは同氏の検査結果から血糖値が急激に変化するメタボリックシンドロームを発症したと診断。医師らによると、ナワリヌイ氏の血液や尿から毒物は検出されなかった。

ナワリヌイ氏はその後、ドイツの病院に移送された。ドイツ政府は9月2日、同氏には化学神経剤「ノビチョク」と同じグループの物質が使用されたと発表。

ナワリヌイ氏の入院先であるベルリンの病院「シャリテ」は9月7日、同氏の容体は改善し、昏睡状態から脱し人工呼吸器は外されたと発表した。ナワリヌイ氏は15日、意識を取り戻した後はじめて自身の写真を公開。さらに、その前日には完全に自力で呼吸ができるようになったこともあわせて報告した。


2日、モスクワで野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に対する裁判が行なわれた。同氏は、詐欺と執行猶予条項違反の嫌疑がかけられている。裁判所は、同氏の執行猶予を取り消し、3年半の収容所への収容を決定した。

ナワリヌイ氏の事件の展開についてはスプートニクでお読みください。

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